浜井建築デザイン


浜だより 2009/10月「新感覚」
2009108日木曜日

NY20091007_1

こんにちは、
浜井(イン・マンハッタン)です。
一家は今月も元気に過ごしています。


双子の息子たちは、ぐんぐん成長し、
出生時と比べて2ヶ月で3倍の重さになりました。

この急成長を目前にすると、
1年前にはこの宇宙に存在すらしなかったわけですし、

君たち、ヒト科なのか。。
と思ってしまいます。


新感覚

私は、たくさん夢を設定しすぎるところがあって、

いつかは、、、
 海外で生活したい。
  自分の会社を持ちたい。
   雑誌に載る建築家になりたい。
    などなど
     などなど
      などなど。。

欲深いといえば、欲深く、煩悩が多いわけですが、
それらは行動の大きな原動力となっています。

子供については、漠然と「子供は欲しい」と思っていた程度で、
この煩悩ランキングには位置づけられていませんでした。

「できなければできないで、仕方がない」という程度です。

が、
生まれてみると、この満足感。

なんでしょう??

ヒトとして新感覚です。

これは、会社を持ちたい。雑誌に載れれば。。いといった欲よりずっと根源的で、生
物レベルの必要性から「子孫を残す」目的で、どんな生物にもDNAに組み込まれている、
とっておきシリーズの感覚なのではと思います。


街を歩けば、みなさん祝福してくれます。

 道ゆくおばさんも、「あなた、これはね、世界で最も美しいものよ。おめでとう。」
 道路工事のおじさんも「おめでとう。双子?男の子か。やったな。おめでとう!」
 若い女の子も、「オーマイガッ、小さい~!キュートね~!」

ちょっとしたヒーローです。

将来、私がどんなに大きな成功を収めようとも、
街を歩いていてこれほどまでに祝福されることはないはずです。

子供は、伏兵でした。。

私の人生設計の方針として、
漠然とでも多くの夢を設定し、それらを実現させつつ(少なくともそれに近づきつつ)、
小さな達成感を味わいながら、前進し、成長し、、、最終的には、世界のどこか気に
入った街で静かに老後を迎えられれば、と思っていたのですが、

子供が生まれ、、
すでにもう人生の達成感があります。

「やることやったな」というような。
「もう頑張らなくて、いいか。。」というような。

そんな満足感です。

hamai