04/09/09 14:15
浜だより 2009/9月「ウィリアムズバーグ」
2009年8月7日金曜日
こんにちは、浜井(イン・マンハッタン)です。子どもたちは退院し、一家は今月も元気に過ごしています。8月前半、妻は退院しましたが双子は入院中でしたから、夫婦2人で最後のNYの夏をエンジョイしようと、子ども連れでは行かない場所へ行きました。その1つに、マンハッタンの対岸にある「ウィリアムズバーグ」を訪れました。NYでは、先端アートの中心地は常に移り変わります。若いアーティストやデザイナーは、地域の家賃が上がると、安い家賃を求めて移り住むからです。ソーホー、チェルシー、ミートパッキング、ダンボ、バワリーなどなど、NY最先端アートの中心地は常に変遷してきました。東京でいえば「築地~千住~木場~...
(例えば!)」というような感じで、3~5年で最新アートの発信地が移動します。ある地域にアーティストが集まってコミュニティができると、自然、ギャラリーが増え、最先端ショップが増えます。家賃が高騰しますから、彼らは移動を始めます。ソーホーのように観光地になってしまって、シャネルのような高級ブランドが出店する頃には、ニューヨーカーにとって魅力的な場所ではなくなっています。創作活動には広い空間が必要ですから、アーティスト達が新天地として求めるのは、たいていの場合、廃れた倉庫街です。そのためNYのホットスポットは、いつも表面上、廃れていて、危険な香りが漂います。今回のウィリアムズバーグも、その1つです。(写真貼付します)浜だよりの添付写真に対して、「NYはイメージよりずっと綺麗な街ですね」というコメントを、よく頂きます。実際には、NYには綺麗でない場所、不潔な場所もたくさんあります。あまり意識はしていませんでしたが、当然、自分が気に入ったシーンの写真を撮っているわけで、結果として、自分好みの風景だけを切り取ってきたのだと思います。大学で「大学受験までは、文章を読むときは、言葉通り正しく理解して読むべきだ。しかし大学に入ってからは、あえて読み間違えるくらいで、自分の想像力を働かせ、独自の世界を広げなさい。」と言われました。国語のテストで正しい答えを出すのが苦手で、成績はいつも「2」。。良くて「3」だった私としては、この言葉に救われました。いまも救われています。どんなことも自由に解釈すればいいのです。ですから今回のウィリアムズバーグも、hamai
流です。
hamai